愛宕神社 「ほおずき市 千日詣り」
2019年6月23日と24日の2日間、愛宕神社では「ほおずき市と千日詣り」が行われました。
この2日間に茅の輪をくぐって参拝すると、千日分の御利益があると昔から信仰されています。
鳥居をくぐると狛犬様が鎮座しています。
角のはえた狛犬様は珍しいですね。
また、何故かこちらの狛犬様は左側の狛犬が口を開けています。
(普通は右側が口を開けていて左側の狛犬は口を閉じて子供を足元に置いています)
狛犬を通り過ぎると有名な出世の石段があります。
寛永11年(1634年)江戸三代将軍徳川家光公の命により、この急勾配の階段の上に咲いている梅の花を馬で駆け上り取りに行き、また、馬に乗ったまま駆け下りて来て家光公に献上したことで出世をした曲垣平九郎(まがきへいくろう)にちなんで「出世の石段」と呼ばれるようになりました。
出世の石段は約45度の傾斜で、一段が約20センチ以上、更に86段もあります。
出世の石段を登ると仕事運アップ・出世運アップの御利益があるとされています。
階段を登りきると二つ目の鳥居が御座います。
こちらの鳥居を通り抜けた左手に手水舎があります。
こちらの手水舎には青々とした紅葉(もみじ)の枝が入っていました。
ちょっとした演出に心が和みますね。
このようなさり気ないお心遣いに感激しますね。
6月23日(日)24日(月)の2日間は、この茅の輪をくぐって参拝すると、
千日分の御利益があると昔から信仰されていて多くの人が訪れます。
この日は、雨の為に人出は少なかったのですがタレントの渡辺裕太さんがニュース番組の中継に来ていました。
タレントの渡辺裕太さん(著作権の問題があると思いますのでお顔はモザイクにしました)
なにやらスタッフの人と台本を見ながら打ち合わせ中の様子です。
茅の輪をくぐり進んで行くと、左側に「招き石」が御座います。
この石を撫でる事によって福が身につくと伝えられています。
愛宕神社は、徳川家康公が江戸に幕府を開くにあたり、慶長8年(1603年)に江戸の防火・防災の守り神として創建しました。
江戸時代は「天下取りの神」「勝利の神」としてひろく知られていたそうです。
【主祭神】
火産霊命(ほむすびのみこと)(火の神)
【配祀】
罔象女命(みずはのめのみこと)(水の神)
大山祇命(おおやまづみのみこと)(山の神)
日本武尊(やまとたけるのみこと)(武徳の神)
将軍地蔵尊・普賢大菩薩
【御利益】
・火に関するもの、防火、防災
・印刷・コンピュータ関係
・商売繁盛
・恋愛、結婚、縁結び
愛宕神社がある愛宕山は標高25,7メートル。
天然の山としては23区内で一番の高さがあります。
一番高いということは”火の見やぐら”的な意味合いもあったかもしれませんね。
一番高い所から見渡して江戸の火事・防災を守ったのかもしれません。
また、江戸時代、その高さからの眺望は見事なもので
「伊勢へ七度 熊野へ三度 芝の愛宕は月参り」と詠われ多くの人に親しまれたそうです。
ほおずき市は浅草寺が有名ですが、実は、愛宕神社が発祥とされています。(羽子板市の発祥も愛宕神社だそうです)
愛宕神社ではお祓い済みのほおずきを販売しています。
お祓い済みのほおずきを授かると、本人も社殿でお祓いを受けることができます。
猿田彦神(さるたひこ・天狗さま)を祀る末社
「道案内」「道ひらき」の神様。
人生の方向性に悩んでいる方にオススメです。
宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)を祀る末社
商売繁盛の神様です。
商売繁盛祈願の方にオススメです。
弁財天を祀る末社。
・金運・財運開運・技芸上達(芸能、音楽等の芸事の御利益)
真言 オン ソラバテイエイ ソワカ
弁財天社にある池は、児盤水(こばんすい)=小判水として金運アップの御利益があるとされています。
ここは平将門の乱のときに源経基がこの池の水を使って平和祈願をされたところ平和が戻ったとされる場所です。
この池には鯉がいて餌をあげることができます。
鯉の餌は100円で販売されています。
【愛宕神社】
《アクセス》
東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分
東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩8分
都営三田線「御成門駅」より徒歩8分
住所 東京都港区愛宕1丁目5番3号
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