犬とスピリチュアル
皆さんは、犬がどれほど精神的に高度な生き物かご存知でしょうか?
犬に精神性?そんなのあるの?
犬に興味の無い人はそう思うかも知れませんね。
そんなことは考えたこともないという人も、多くいらっしゃると思います。
ただ、食べて寝て歩くだけの単純な生き物として捉えている人もいますし…
犬に精神性というと馬鹿にする人もいます。
驚くことに、デカルトは動物を機械と同じとして捉えて、
時計などの機械は部品の組み合わせで、規則的な動きをするが、
動物も同様で動物実験で動物が発する鳴き声は、時計を分解しているときにカチャカチャ音が鳴るのと一緒であると提唱しました。
(このようなデカルトの思想は一部の科学者にとっては都合が良く、多くの動物たちが実験台にされて不幸な一生を終えたそうです)
また、それとは反対に人間以上に信頼関係を築き、パートナードッグとしてかけがえのない存在として
とても大切に感じている人も多くいらっしゃいます。
なかには、夫よりも大事!と考えたり。 妻よりも大事!と意見される方もいらっしゃいます。
人間と犬という異なる種族でありながら、心を通わせてコミュニケーションをとり合える関係というのは本当に素晴らしい事と思います。
一説には、7割から8割のコミュニケーションはオーラとか雰囲気など言語を介さずに行われていて、言語でのコミュニケーションは全体の中のほんの一部なんだとう説もあります。
そう考えると、私たちは動物や樹木、もしかしたら鉱物や物、地球ともコミュニケーションを取ることができるかもしれませんね。
どちらかというと、こちらの考え方の方がなんだかワクワクしてきますね。
なんだか楽しそうです。
余談になりますが、人生の中で辛いことや悲しいことがあったときに相談できる人が居なかったときは神社の「御神木にお話ししてごらん」
という話を聞いたことがあります。
実際にお話をすると、なんだか「ジワ~」っとしたものを感じるそうです。
なんでも、この「ジワ~」っとした感触は心と心、魂と魂がつながっている証拠なんだとか。
僕もいつかやってみようと思います。
動物や植物ともコミュニケーションがとれるという思想は、これからの時代に合った考え方のようにも思えてきます。
いづれにしても、その認識の仕方は人によって大きな差があるようです。
私が、スピリチュアルの世界に入りはじめた初期の頃に、「犬が大好き!」というスピリチュアル界の先輩に出会いました。
その先輩が言うには…
「DOG」(ドッグ)は逆さまから読むと「GOD」(ゴッド)になるんだよ~とか
「犬」という字は「天」という字の一番上の横棒が降りて来ている字なんだよ~
と、熱心に熱を込めてとても熱く私に教えてくださったことを思い出します。
そういえば、神社に行けば狛犬がいますし、
人間の脳が発達できたのは、太古の昔に犬を番犬として飼う事により、夜間に脳をゆっくり休めることができるようになったからだ!という説もあります。
なんだか、人間と犬との縁は深そうですね。
そんな、人間と犬との関係の中で、私の犬のお客様の中に霊能力者さんがいらっしゃいます。
凄腕の霊能力者さんで除霊をしたり、さまよっている霊を天に還したり。
先日は、大東亜戦争(第二次世界大戦)の激戦地、ペリリュー島で戦死された遺族会の人達から頼まれてペリリュー島に行き、行彷徨っているい霊を霊界に成仏させに行ったそうです。
人気芸能人のかたもその霊能力者さんを頼ってやってきます。
その霊能力者さんは犬を飼っていて、なんでも守護のために犬を飼っていると言うのです。
霊能者として犬を飼う事が必須なんだとか(この霊能力者さんの場合です)
なくてはならない存在だそうです。
そんな霊能力者さんは、一時期、犬が居ない時期がありました。
その期間には、色々な悪い出来事が立て続けに起きたので急いで犬を飼いましたと笑って仰っていました。
犬は、その霊能力者さんの守り神のようです。
きっと、霊能者という仕事上いろいろな悪い霊とも対峙するので守り神としての犬が必要なのだと思っていました。
ところが、先日、私の知り合いの方で
普通の職業の方なのですが、この方のワンちゃんがお亡くなりになられたと連絡を受けました。
なんでも、その犬はとても素晴らしい犬で家や家族を守っていたそうです。
詳しい話は割愛しますが
守るために視力や聴覚も失ったとか…
私は一瞬、言葉を失いました。
その霊能力者さんの飼っているワンちゃんも視力と聴覚を失っているのです。
なんだか、自分の予期していなところから情報が入って来ると、
これまでの情報に真実味が増してくるのは何故なのでしょう?
不思議ですね~。
私は、霊能力者さんのワンちゃんは、本当に人間を(霊能力者さんを)守護しているんだと確信しました。
そして、霊能力者さんのワンちゃんだけが特別ではなく、普通に飼っているワンちゃんの中にも人間を護っているワンちゃんがいる。
そう、強く思うようになりました。
そう思ってからは、ワンちゃんを大事にする気持ちも更にパワーアップしました。
目の見えないワンちゃんを散歩するときはワンちゃんが物や壁にぶつからないように気をつけますが、それもこれまで以上に注意を払うようになりました。
日常生活の中ですれ違うワンちゃんの中にもそうした役割を担ったワンちゃんが居るかもしれませんね。
もしかしたら、この文章を読んでくださっているあなたのワンちゃんもあなたを守るためにやってきたのかもしれません。
心当たりのある人は、もう一度ワンちゃんをよく見てみたり、過去の出来事を思い出してみてくださいね。
ハッ!と、気が付くことがあるかもしれません。
そういう事があるんだ…という視点で見ないと見えてこないことがあります。
もしかしたら、今、思い出せなくても何かのきっかけに思い出すかもしれません。
この文章が、もう一度、あなたとワンちゃんの関係を良い方向に見直すきっかけになると嬉しいです。
私は、犬を売買するところにも立ち会ったことがありますが、明らかに犬が飼い主を選んでいる!…と、そう感じたことも多くあります。
不思議な巡りあわせで、犬の方が「待っていたよ~」とばかりに全身で喜びを表現するワンちゃんもいます。
ほかのお客様が抱き上げた時には、あまり反応しないのにある特定のお客様が抱き上げた時には「待ってました!」とばかりに喜んで尻尾を振り顔を舐めてくるケースもあります。
そんなときは、あぁ、このワンちゃんはこの飼い主さんって、決めてきているんだな!って思います。
保護施設などで引き取るワンちゃんもきっと御縁があるのでしょうね。
臆病な態度を見せていても、どこかで深い御縁を感じるような…
人と犬とは、なんだか不思議な強い絆があるみたいですね。
今、ワンちゃんを飼われている方は、きっとそのワンちゃんとの強い絆があるのだと思います。
御縁が無ければ、そもそも一緒に生活することはありえませんし、ましては飼おうとも思わないとおもいます。
この文章を読んでいただいて、もう一度ワンちゃんの心に光を当てるきっかけになってもらえたらうれしいです。
ワンちゃんは、あなたにメッセージを送っているかもしれません。
気が付いて欲しいことがあるかもしれません。
ワンちゃんは多くの人間が思っている以上に繊細で精神的な生き物です。
ワンちゃんの心を少しでも知ることが出来たなら、あなたの人生も少し変わってくるかもしれません。
生き物の命の尊さをもう一度、思い出してワンちゃんとコミュニケーションをとってみてください。
きっと、犬とのコミュニケーションのなかでその素晴らしさを再認識するものと思います。
きっと、この世に生まれてくる前に犬との約束があるのかもしれませんね。
(写真は三峰神社の狛犬)
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